小学生の必修プログラミング学習とは?
小学生にプログラムなんて…?
2020年から、小学校でプログラミングが必修となることはご存知でしょうか。
プログラミングといえば、古くはBASICやC言語などが1980年代からパソコンの普及とともに日本でも学ばれてきました。本屋さんに行けば、プログラムが掲載された雑誌が月刊紙として販売されているくらい身近なものでした。
しかし、MacOSやWindows98などの普及によってプログラミングを知らない人でもパソコンを使えるようになったことから、ソフトさえ使えれば問題ない時代となりました。
一方、物事を論理立てて考えたり、筋道を立てて何かをすることが学習上も必要なことであるとの認識が高まり、国語や算数の中でも論理的思考を伸ばす工夫がされてきました。
日本の学力レベルが世界上位から大きく転落している現在、義務教育から見直しを進める一環としてプログラミング教科が必須化されたとわたしは考えます。
このサイトで何度も触れていますが、学習効果を高めるためには、学習そのものが楽しくなければなりません。このプログラミング学習は、命令文を覚え、テストで満点をねらうようなものではなく、パソコンなどを使って実際にキャラクターを動かすなどの「実体験」をする学習となっており、大人にもお勧めしたい学習となっています。
小学生を中心として、幅広い年齢を対象としたプログラミング教材「スクラッチ」
「スクラッチ」は、文部科学省が提供する、無料のプログラミング学習教材です。
ネット上で「スクラッチ」と検索するとすぐにヒットすると思いますので検索してみましょう!
ユーザー登録をするとすぐにプログラミング学習ができるようになっています。
提供者が国ですから、安心して始められますね。
なお、スクラッチは全世界でプログラミング学習教材として普及しているので、サイトの事例も日本だけでなく多種多様な国での採用例がみられます。
また、内容も基礎的なものから応用・実験的なものまであり、スクラッチの柔軟性がよくわかります。
無料のプログラミング学習教材「スクラッチ」をはじめよう
スクラッチについては数多くのサイトで紹介されているだけでなく、NHKの番組(Huluなどの動画サービスでも)で講座がみられます。
もちろん、Youtubeでも数多くのレッスン動画がありますので、子どもに講座をみせながら、その通りにパソコンやタブレットなどを渡しましょう。
うちの小学校5年生の娘は、動画を見ながら実に1時間ほどで自分なりに考えたキャラクターのプログラムを作り上げていました(正直、驚いています)。
まとめ、小学生のプログラミング必修はこわくない!
センセーショナルに報道されたときは「アルファベットもまだ習っていない小学生に、どうやって命令文を描かせるのだろう?」と心配したのですが、スクラッチをやってみれば不安は一発解決します。
例えば、プログラミングは「10歩あるく」と書いてあるカードを、右横にドラッグするだけなど、とても簡単な操作で終わります。
何より、言語選択では「日本語」のつぎに「にほんご」が選択できるように。つまり、すべての漢字をひらがな表記に変えてくれるようなソフトになっているのです。
小学生を中心としたプログラミング教材「スクラッチ」があれば、無料で、自宅で、気軽に学習することができます。
親もプログラミング学習を兼ねて、子どもと楽しんで見てはいかがでしょう。