小学1年生がやるべき学習は「おべんきょうは楽しい」と思うこと
小学1年生から勉強させるなんて、教育ママまっしぐら!?
いえいえ、そんなことはありません。幼い頃から学習をすることは、誰が考えてもメリットばかりです。
人生100年時代と言われていますが、学習で認められるのは大学受験までのほんの18年間です。
この18年間、子供は「勉強」に追われることが分かっているのに、早めにサポートしてあげるのが悪いわけがありません。
もし、ママ友のお子さんが有名中学校に合格したら、素直にうらやましいと思いませんか?
しかも、いよいよ私学助成が本格化して、学費も公立中学とそんなに変わらなかったら…?
何より、勉強が楽だったら、もっと学校生活は楽しいでしょうし、何より塾に行く必要もないかもしれません。
わたしの高校時代の部活の先輩は、塾にも行かず、京都大学にストレート合格しました。人柄もとっても優しく、周りを笑わせるのが上手な、いい先輩でした。
部活ではいつも楽しそうに問題集を解いていて、仲間からも「教えて!」とよく声をかけられていました。
どうしてそんなに頭がいいのかと聞いてみたことがあります。
「頭は良くないけど、小さい頃から勉強は好きだったよ」
ここに答えがあるとわたしは感じました。
お気づきでしょう、ほとんどの人にとって勉強は「やらなければならないこと」「義務」なのですが、先輩にとっては「やりたいこと」「ゲームのようなもの」だったのです。
義務教育の入り口である小学1年生にとって、学ぶべきことは「おべんきょうが楽しい」ということではないでしょうか?
小学1年生はまだ「勉強嫌い」ではない
「あ、い、う・・・」50音を少しずつ覚え、自分の名前が書けるようになってくると、あなたに子供は褒めてもらおうとどんどん書くようになるでしょう。
あなた自身の記憶にもありませんか?
自分の名前を初めて漢字で書いた時。
自分の名前を初めてローマ字で書いた時。
意味もなく嬉しくて、少し大人になった気がして…そして「もっと知りたい、もっといろいろ書きたい」と思ったことありませんか?
その「学習意欲」は、人間らしい「欲望」です。
欲望は、原則として尽きることのないものです。
食欲、金銭欲、名誉欲。しかし、案外「学習意欲」はあっさりと尽きてしまいます。
それは、「宿題」という「期限つきの義務」が学校から渡されるからです。そして、宿題は避けることはできません。
では、どうすれば「学習意欲」が尽きてしまわないようにできるのでしょう?
小学1年生が使うべき問題集〜選択を間違えないで!
小学1年生の子供に「学習意欲」を伸ばし続けるためには、
「期限を設けず」
「簡単に解けて」
「楽しい問題」
を提供することです。
そのためには、親であるあなたが選ぶのではなく、子供の興味目線で(あくまで親の意見を押し殺して)ドリルを選ぶことです。
手始めは、ドリル型の迷路やシールブックでも構いません。期限をつけず、やるごとに親であるあなたが採点して、褒めてあげるのです。
「迷路、一回でゴールしたの?すごい!なんで分かったの?」
「ここにこのシール貼ったのはどうして?大正解だよ!かしこーい!」
そうやってこつこつと親子で「1冊をやり切ります」。
やりきったドリルは、日付を書いて、絶対に捨てないで、いつでも取り出せるところにしまっておきます。
やり切ったドリルが貯まればたまるほど、こどもは自分がやり切れると自尊心を育てることができます。
小学1年生におすすめの楽しいドリル
小学1年生で爆発的な人気を博した「うんこドリル」シリーズ。
うんこドリル かん字 小学1年生 (うんこドリルシリーズ)
日本一楽しい算数ドリル うんこさんすうドリル 小学1年生(文章題) (うんこドリルシリーズ)
親心としては「うんこドリルって…」という気になりますが、子供ごころとしては、単純明快に「おもしろい!」の入り口でしかないのでどんどんやります。
わたしの娘は、ほったらかしていたのに、知らぬ間にまるまる1冊をやり遂げてしまいました。
だまされたと思ってお子さんにプレゼントしてみてください。人気の理由がわかると思います。
すみっコぐらし学習ドリル 入学準備~小学1年のひらがな カタカナ
単純にかわいい系のすみっコぐらしのドリルは女の子に人気です。シールもついているので、遊びながらドリルを進めることができます。
このように、とにかく「遊びなのか勉強なのかよくわからない」ようなドリルをすることで、勉強を知らない間に進めてしまうことが小学1年生の「学習意欲を高める」こととなります。
人気のドリルを紹介しましたが、あなたのお子さんが興味を引くかどうかは別です。
新幹線や車が好きな子なら、のりものがテーマのドリルを。ディズニープリンセスが好きならディズニーものを勧めてみましょう。
ポイントは、小学1年生がやってみたくなるものであるかどうかの1点なのです。
やってはいけない学習法
小学1年生に進学したとき、じぃじばぁばから「小学1年生用こくごじてん」や「はじめてのえいご」などの教材をプレゼントされたご家庭も少なくないと思います。
しかし、よほどの高学歴家系でもないかぎり、いきなり「教材まるだし」を小学1年生に与えるのはタブーです。繰り返しになりますが、「義務」に見えた途端に学習意欲はなくなり、すぐに「勉強嫌い」「学校めんどくさい」に発展します。
いかに「楽しませるか」に全力を注ぎましょう!