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まちがわないで!除菌するための基礎知識まとめ

除菌まとめ 生活

効果のない除菌をしないための基礎知識

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新型コロナウイルスの除菌にはアルコール除菌が効果的

わたしの運営する保育園でも、新型コロナの除菌を目的にアルコール消毒を毎日しています。

ドアの取手や階段の手すり、電話の受話器や共用しているパソコンのマウスまで、なるべく気になるところは消毒をしています。

ところで、除菌に使われる薬は「アルコール系」と「次亜塩素酸系」の二つが有名ですが、効果に違いがあることをご存知でしょうか?

手軽に手に入るアルコール系は、薬局はもちろん、いまや100均でも手に入るものが増えています。

新型コロナウィルスの除菌にはアルコール系が効果的であることはニュースなどでも取り上げられているので知らない人はもういないでしょう(おかげで入手困難ですが…)!

しかし、菌によってはあまり効果が期待できない場合もあるので、簡単にご紹介します。

アルコール系消毒液の特徴

アルコール消毒

アルコール系消毒液は、スーパーなどの店頭においてある「シュッシュッ」とするアレですよね。

手が洗いづらいアウトドアでも重宝しますので、アルコール入り除菌ウェットシートは本当に便利です。

におい取りにも非常に効果的なので、釣りに行った後の魚のニオイを消すために、わが家ではビオレUの除菌スプレーを常備しています。

話がそれましたね!
アルコール系最大の特徴は、気化するときに菌をやっつけてくれるところです。
反面、気化することで殺菌するため、いまそこにある菌には効果的ですが、このあと新たに付着する菌にはほぼ効果がありません。
ですから、一度アルコール消毒したからといって、今日の除菌は終了!とはいきません。
まめにアルコール消毒をし続けることが必要となっています。
店舗にいったら、必ずシュッシュして、いま手についている菌を殺菌してしまいましょう!

次亜塩素酸系はプールの水消毒に使われているものです

次亜塩素酸系は、昔から「カルキ」と呼ばれているもので、水道水の殺菌に使われています。水道業界では「じあ」って略称で呼んでいるくらい定番の除菌薬で、学校などのプール水の水質調整にも使われています。

あのプール独特の「ツーン」としたにおいが次亜塩素酸の特徴です。

雑菌の殺菌に効果的であることや、ノロウィルスや大腸菌などのいわゆる体内から出る菌の殺菌に効果があるため、トイレの掃除などにも適しています

最近では空気清浄機としても登場していますよね、コレです。

空気清浄機としてはかなり高額なものですので、いまは学習塾や飲食店、病院の個室などで使われているようです。
次亜塩素酸系は、アルコール系と違い濃度によっては1日から1習慣程度は効果が持続するため、除菌後も菌の繁殖を抑制するといった特徴があります。

うちの保育園でも、夏場のプール水にピューラックスという次亜塩素酸系の薬を使用しています。

もしも、お子さんが下痢や嘔吐(おうと)が続くようなら、次亜塩素酸系でトイレやお風呂を殺菌し、看病する側の親が感染しないようにしておくことを強くおすすめします。親が倒れたら子どもを守れません!

ノロやロタウィルスなどに効果的な次亜塩素酸系除菌薬、もっと手軽な入手方法はないの?

ノロやロタウィルスなどの胃腸系感染症は、かなり強力な感染力を持っています。兄弟姉妹がいるご家庭はもちろん、常に健康でなければならない親としては感染するわけにいきませんよね。

かといって、ピューラックスのような業務用っぽい薬剤を買うのにも抵抗があると思います。

じつは、とっても身近なものでノロウィルスなどの除菌ができるんです。

成分はピューラックスとほぼ同じなのです。なにより安く手に入ります。
食器の漂白用洗剤ですから、おうちに常備しておいて、ときどきトイレ掃除用に使えばいいのです。

トイレ除菌にキッチンハイターを使うときの注意点

次亜塩素酸系殺菌薬としてピューラックスと同じようにキッチンハイターは効果的ですが、ひとつだけ注意点があります。

キッチンハイターは洗剤ですから、ゴシゴシしたりすると泡がでます

便座の除菌やトイレ床の除菌をするために使う時は、水で流せませんからゴシゴシしないように注意しましょう!

もちろん、泡ハイターもトイレ除菌には向いていませんので、ノーマルなキッチンハイターを使うようにしてください。

泡は、汚れを引き離すために混ぜてある「界面活性剤」という成分によるもので、汚れ取りには効果的ですが、除菌作業にはやや難があります。

うちの園でも使用していますが、たまに泡だらけにしてしまって困ることがあります、注意してください!

アルコール系は「噴霧」、次亜塩素酸系は「拭く」がおすすめ

除菌

アルコール系は、気化の瞬間に殺菌しますから、菌に付着しているところに広くキリ状で吹き付けることで広範囲に殺菌することができます。

ファブリーズなどのアルコール系除菌剤はほとんどがスプレータイプで販売されていますよね!

一方、次亜塩素酸系はキリ状にすると薬液の濃度がまばらになってしまうので、均一に殺菌できないといったデメリットがあります。

キッチンハイターを使う場合は、「ぞうきんで拭く」ことが効果的です。

ファブリーズみたいに吹き付けたいからと言って次亜塩素酸のうすめ液をスプレーに入れて吹き付けても効果が薄いのでご注意を。なにより泡になってしまいますから、泡を拭くという二度手間になります!

除菌の基礎知識まとめ

菌によって殺菌効果が高い薬液と、効果が薄いものがあります。

殺菌したい菌を見据えて、除菌剤を選択してください。また、薬液の効果も「すぐ殺菌」と「長時間除菌」といった特徴も理解して、掃除の回数も変えてゆくと効果的です。

ちなみに、カビにはカビキラーなど専用の洗剤がやはり効果的です。お風呂の赤カビや黒カビは体にあまり良くないので、月一回はやっつけておくと良いと思います。

余談ですが、備蓄水には水道水がおすすめです

防災的な意味で、水を備蓄しているご家庭もあると思います。

水道水にも殺菌のために次亜塩素酸が極微量にまぜてあるので、きっちりとふたがしまるペットボトルなら3日くらいは菌が増殖せず安心して飲めます。

一方、浄水器を使って出した水やウォーターサーバからの水は、水道水に含まれている次亜塩素酸を取り除いてしまうため、備蓄水には不向きです。

ちなみに、夏場の水道水はにおいがきついと感じることがあると思いますが、夏場の雑菌繁殖を考慮して、水道局が次亜塩素酸の濃度を少し高めに調整していることが原因です。

知らないところで細やかな配慮がされていることは嬉しいものですよね!

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